「絵本のよろこび」から絵本を学ぶ
「こどものとも」創刊者
今日は松居直さんの「絵本のよろこび」という本についてです。
福音館書店から発行されているペーパーバックの月刊絵本「こどものとも」
今は書店で買っていますが、以前は保育園をとおして購入していました。
その「こどものとも」の創刊者が松居直さんです。
長新太さんや、かこさとしさんを
絵本作家として見いだされたという話を聞いて
とても興味をもって読みました。
- 作者: 松居直
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2003/11/27
- メディア: 単行本
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絵本の読み方
「絵本を読むには、文と絵という二つの言葉を読むことが必須です。
文だけでを読んで絵は見る程度では、絵本の半分を読んだことにはなりません」
こどもがよく字が読めない時からじっと絵本を読んでいましたが、
あれは絵を読んで物語の内容をしっかりと読んでいたんだなと、
妙に納得しました。
こどもは絵を読んでから、親に文も読んでもらうことにより、
絵本のすみずみまで読んでいるのですね。
絵本体験
こどもが生まれるまで、
書店などでも絵本に目を向けることもなく、
自分には関係のないものだと思っていました。
ただ、こどもに絵本を読むようになって、
この絵本はこどもの頃に読んでもらったことがあるということを、
強く思い出すことがあります。
先日も図書館で「ちびくろさんぼ」を見たときに、
読んでもらった祖母宅の景色が思い出されました。
「絵本のよろこび」のあとがきに次のことが書かれています。
「あなたのなかに隠れひそんでいる子どもを、できるだけ鮮明に思い出してください。
それが子どもを見るときの大切な手がかりになります」
自分の中の子ども部分を忘れずに、これからもこどもと接していければと思います。